ビーンズ訪問看護ステーションつくば/ビーンズ居宅介護支援センター
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研究日誌BLOG

2013.12.30

ビーンズで学んだこと

今年もあといよいよ明日の大晦日だけとなってしまいましたね。

毎年毎年「あっ」という間に一年が経過してしまいます。

この様な調子でビーンズに入社し約8年が経ちます。

この約8年も今思えば「あっ」という間でした。

 

8年間、様々な事を経験させて頂きました。

 

訪問看護ステーション、デイサービスの立ち上げ時においては、各種資料作り、ケアマネージャー様へのあいさつ回りに始まり、内覧会の進行・案内役、ご利用受け付け、ケアマネージャー様やご利用様との各連絡対応、利用契約、ご利用者様の見学案内などパッと思いつくだけも理学療法士としての臨床だけでなく様々な事をさせて頂きました。

それも、新入社員時代だった24歳の若造にもこういったチャンスを与えて頂きました。

 

これは理学療法士として仕事をしていても、こういった仕事内容を経験できることはなかなかない事ではないかと思います。

 

今では、少しはましな文章も書けるようにもなりましたが、入社当初はまともに文章も書けずにいましたが、社長直々に「読書感想文」で文章を書くトレーニングをしてくれ、上司に指導を受けながら各種資料を作成したり、上司と交換日記形式で一日の反省やその日の気付きについて報告、アドバイスをいただいたりと数々のトレーニングを受けることができました。

 

臨床においても、訪問した先で容体が悪化し上司と電話で確認取り合い、症状の把握・対処方法について相談し、救急搬送することもあり、勉強になる日々でした。

多くの対象者の方は慢性経過をされている方ですが、障害を抱えて日々の生活を送ることで、体のどこかに負担が蓄積して元々の障害に諸問題が重なり身体機能や日常生活機能が低下することがあります。適切なコンディショニングを実施することでこの諸問題を改善できると身体機能や日常生活機能向上が見込めることがあり、慢性期の方に対するリハビリの必要性について認識させられました。

 

この他にも挙げたらきりがないほど、様々な経験をさせて頂きした。

 

自分が成長できたかは、自分自身では分かりませんが、価値観が変わるほどの経験を数々させて頂きました。

 

この様な経験をさせて頂いた会社、ご利用者様に感謝し気持ちを込めて、今後もより一層日々仕事に打ち込んでいきたいと思います。

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2013.12.09

認知症予防活動「脳いきいきプログラム」について

60歳を過ぎると、頭には鮮明に浮かんでいるのに人や物の名前が中々出てこず、戸惑う人も多いと思います。つい認知症の始まりか...と思ってしまいますが、物忘れ=認知症ではないようです。

認知症とは「一度発達した脳の具合が悪くなって 記憶したり、感じたり、考えたり、体の調子を整えたりする脳本来の働きが上手くできなくなり、生活に支障がある状態」だそうです。代表的認知症はアルツハイマー病と脳血管性認知症です。

このうちアルツハイマー病は、脳の中にβ―アミロイドという物質がたまり、脳の細胞を壊すことが発症に関与しているだろうといわれています。β―アミロイドは40代から脳内への蓄積が始まる人もおり、加齢とともに増加し、蓄積のスピードも速まると言われています。つまり老化現象として誰にでもβ―アミロイドの脳内蓄積が起こり、アルツハイマー病のリスクを高めることから、「加齢に伴う誰でも罹る可能性のある病気」といわれています。ちなみに脳内蓄積は発症の2030年前から始まっているそうです。又高血圧や糖尿病、高脂血症の人は、そうでない人に比べアルツハイマー病になりやすいと言われています。

では認知症の予防はできるのでしょうか。鳥取大学医学部の竹田伸也先生と鳥取医療生協が共同で開発した「脳いきいき教室プログラム」が一定の成果をあげているそうです。

このプログラムは認知症の発症を遅らせたり、脳の健康を保ったりするのに良いといわれている「生活習慣を」身につけることを目的としています。しかし個人の努力だけでは習慣化することが困難なので、68人のグループを組み、月1回の集団活動と日々の個人活動を7ヶ月間実施し、習慣化しようとしています。

ここでは個人活動の「脳いきいき5か条」を紹介します。

5か条は5つの領域からなり、それぞれに2項目ずつの生活習慣が分類されており、1領域から1項目ずつ選び、毎日5つの生活習慣に取り組むようになっています。具体的内容は以下のとおりです。

食 ・魚と野菜中心の食事を取る(飲み物は緑茶)

  ・腹八分目に押さえ、よくかんで食べる

 

動 ・軽く汗ばむ程度、散歩などの運動をする

  ・歩いて外出する時はいつもと違う道を通る

 

楽 ・誰かと11回以上、自分から話をする

  ・指先や頭を使った趣味を楽しむ(何でも良いので楽しいと思えることをする)

 

知 ・買い物で暗算をする(買ったものの値段を足し算、支払いの時つり銭を引き算)

  ・新聞から面白い記事を見つけて音読する

 

休 ・午後3時までに30分程度の昼寝をする(午後3時以降と1時間以降はダメ)

  ・リラックス体操でストレスを解消する

私は毎日実施したことを5か条カレンダーにつけていますが、簡単なことでも毎日の実施は中々難しいというのが、取り組み始めて2週間の感想です。しかしこの生活習慣が身についたら、健康で元気に暮らせるだろうなと思います。(ただし認知症発症前に開始しなければ、効果はないそうです)

詳しいことを知りたい方は下記の本をご覧下さい。

竹田伸也編著「誰でもできる脳いきいき教室のすすめ方」萌文社

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2013.12.02

仙骨底って上?下?

先日、骨盤に関する調べ物をしている最中にふと疑問に思った事がありました。

骨盤を構成する骨の中に『仙骨』という骨があります。

仙骨には仙骨底という部分があるのですが、詳しく場所を見てみると『底』という漢字が入っているのに仙骨底は仙骨の上端に存在します。

 

なぜ『底』なのに上にあるのか?

早速調べてみました。

 

 

 

ラテン語でbasisbaseは本来『底・基礎・基部』という意味で、数学では三角形の底辺、三角錐や円錐の底面を指します。

器官やある部分が錐や三角形の場合、人体における位置ではなく、個々の器官や部分における頂点を『尖』apex(エイペックス)、その反対の底面を『底』basis(バスィス)と呼んでいるそうです。(仙骨は逆三角形に存在している)

底という名が付きながら、体の下方に位置しないという解剖学用語の例は他にもたくさんあります。(膝蓋骨底、腎錐体底、前立腺底、心底)

※もちろん、内頭蓋底のように下方にある場合もあります。

 

加えて、『胃底』や『眼底』『子宮底』も下方にはありません。

これらの底は、ラテン語でfundusフンドゥス(英語読み:ファンダス)、『(容器の)底、基礎』の意味があります。

瞳孔を壺の口とみなせば、眼底は壺の底となるわけです。

 

 

 

気になって調べてみて分かった事は、普段何気なく呼んでいる用語にもちゃんとした意味があるんだということです。

私たちの人体における上下左右の位置で考えるのではなく、本来の意味に立ち返って考えて調べてみると知らなかった面白い発見がありました。

これからも様々なことに『なぜ?』という疑問を持ち続けていきたいと思います。

 

 

 

参考文献:骨単 ~語源から覚える解剖学英単語集~   河合良訓 監修

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2013.11.25

習慣と言葉選び

日を増すことに寒さがつらくなってきています。

私の住まいが筑西市なので筑波山からの筑波下ろしを受けています。まさかこんなに寒いとは思いもしませんでした。

 

さて、今回のテーマは習慣とします。

この前、なんとなくテレビを見ていた時の事。『○○○で、大変に遺憾であります。』と

ここ最近はこのフレーズは良く耳にします。

ちなみに「遺憾」の意味を辞書で調べると「思い通りに進まなくて残念な事」という意味があるそうです。

領海侵犯されているのに思い通りに進まなく残念な事ってその言葉を使うのは本当に相応しい言葉かなと疑問が残りました。

 

業種によって使い慣れてしまった言葉があり私もひょっとして何か使い慣れてしまった習慣は無いかと考えましたがありました。

それは「了解」という表現でした。

了解とは「事情を理解して認める」という意味で目上の人に向けて使っていけない言葉のようです。受け答えする時は「かしこまりました」や「承知しました」が相応しいとの事です。

周りが目上の人ばかりなのに恥ずかしく思います...

 

時に表現とは自分以外つまり他者に向けて発信しているつもりが自分だけにしか分からない表現で言葉にしたり文章に書くものだと感じます。

「遺憾」、「了解」など言葉に問題はありませんが使う場面によって言葉の意味が大きく変わってきます。

もし時間があれば普段、自分の使いすぎている言葉を探してみるのも決して悪い事ではないでしょう。

 

 

参考書籍:バカだと思われないための文章術  学研

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2013.11.18

ピークフローメーターについて

先日風邪をひいてしまいました。

週の途中であったため何とか仕事を乗り切った木曜日の公休日、午前中は体を動かせていましたが、午後より体温は上昇し咽頭痛、咳・痰が強くなってきました。

これでは明日以降の仕事に差し支えてしまうと思い、呼吸器内科を受診しました。

病状を医師に説明しながら、聴診器にて肺野の聴診を受けながら自ら深呼吸した際に違和感がありました。強制呼気の際、息が吐きづらく、痰も絡まり呼気終末時間が延長されている事を感じつつ、医師が何度も聴診を繰り返されていました。自分でも気管支の炎症があり、気管支の内腔が狭くなっているだろうな・・・と考えていたところ、『喘息の既往はありますか?』と質問されました。私は喘息の既往がないことを返答したが、ついで『ちょっと測定してみましょう』と指示され、先生から手渡された物は『ピ―クフローメーター』でした。

ピークフローメーター2.jpg

ピークフローメーターとは、被験者が呼出できる最大呼気速度(Peak Expiratory Flow RatePEF)を調べることができる簡易の検査機器です。

PEFの正常値は下記の図のように、成人・小児、性別、年齢、身長・体重などから割り出されています。(下記図2 PEFの正常値参照※臨床呼吸機能検査P56 GreggNunnの式より)

img062.jpg


上記の図から、私の年齢(37歳)、身長(174.5cm)で当てはめ、最大呼気速度(Peak Expiratory Flow RatePEF)の予測値を割り出すと、600L/minあたりとなります。

実際にピークフローメーターで計測した値は、500L/min。同じ年齢、身長の女性よりわずかに多い値程度で、パーセンテージにして約17%の低下率(喘息増悪の重症度では極軽度に近い)を示しました。気管支の炎症や痰の貯留などによる気管内の狭窄が発生し、喘息様の状態となっている様子が伺えました。結果、ニューキノロン系の抗生剤、去痰剤、鎮咳薬とともに渡されたのがシムビコート®タービュヘイラー®というドライパウダー吸入式喘息治療薬でした。

sym30_60_dpl.jpg

この薬は吸入ステロイド剤による炎症の改善と、β2刺激剤により気管支平滑筋に直接作用して弛緩させ、狭くなった気管支を広げ、呼吸を楽にしてくれるようです。つまり1つの薬で2つの効果(気道の炎症と気道狭窄改善)を発揮してくれるようです。

自宅に帰り、食事を摂取してから先ずは内服薬を飲み、次いで吸入式喘息治療薬を吸引。

ピークフローメーターは個人で持っていなかったので、前後値がどれだけ変化したか見てみたかったです。初めて使用した感想といえば、『こんなにも早く効果がでるものか!』、『喘息ってやっぱり苦しいな』『このような苦しい思いから少しでも早く開放してあげられれば』と改めて思いました。即効性があったので、なんとなく喘息の方がステロイド剤に依存して離脱できないのが改めて認識できました。ステロイドは魔法のように効果がてきめんにでる薬ですが、その反面副作用が怖ろしいです。適度に使用しなければなりません。

喘息は非常に危険な病気です。以下の疫学にも記載しているように、結構罹患数も多い病気です。

皆さんも自分の周りに少なからず喘息を患っている方がいると思います。小発作だからと言って安易に経過を見ずに、注意しながら対応していきましょう。

 

≪喘息の疫学≫

気管支喘息の罹患率は23%。全体としても年々増加傾向。とくに喘息にかかる子供は年々増加傾向で低年齢化する傾向。一般に喘息の罹患率は先進国で高く、発展途上国で低い傾向。

原因は家屋内の浮遊アレルゲン(家ダニなど)の増加や、ディーゼル排気ガス中の粒子物質(PM)やストレスの増加などが挙げられている。

わが国のぜんそく患者数は400万人(うち治療を継続している者は120万人)、世界では15千万人が罹患しているとされる。喘息死数は世界では年間10万人以上が死亡しているとされる。わが国では喘息ガイドラインなどの普及により、年間6000人~3000人以下に減少しつつある。しかし、特に軽症や中等症でも突然死を生じることも少なくなく、不完全な治療では死に至ることもある疾患と認識が特に必要である。(参考文献:新臨床内科学第9 医学書院 監修;高久史麿 他 P28

 

喘息発作時の気道粘膜
IMG_0002.jpg

(参考文献:参考文献:新臨床内科学第9 医学書院 監修;高久史麿 他 P30

IMG_0003.jpgIMG_0004.jpg

(参考文献:参考文献:新臨床内科学第9 医学書院 監修;高久史麿 他 P3031

 

気道の浮腫と狭窄が認められます。このような気道の狭さになると、吸気は吸えても呼出する際に早く息を呼出させようとしても、空気が通る道路である気道が狭いので渋滞してしまい、吐き出すまでに時間がかかります。おまけに痰が溜まっている場合、咳嗽も加わると気道が狭くなっているせいで、有効的な咳嗽に必要な呼吸流速を十分に得られないために痰が喀出できず、何度も咳嗽を繰り返し非常に苦しみます。もうこんな苦しい思いはしないよう普段からの自己管理を怠らないようにしていきたいと思います。

 

 

 

 

次回

スパイロメーターでの検査値(特にフローボリューム曲線)からわかる臨床所見などの対比など記載してみようと思います。

図2 フロー・ボリューム曲線のパターン分類(臨床呼吸機能検査).jpg


1998年改訂版 臨床呼吸器能検査 肺機能セミナー P46

img061 - コピー.jpg

6回3学会合同呼吸両法認定士 認定講習会テキスト P50

3学会合同呼吸両法認定士認定委員会




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2013.11.11

偉人たちに学ぶ 自分を超える言葉

こんにちは。

僕は今、一ヶ月に本を2~3冊読むということを目標にしております。

特にビジネス書などが好きでよく読んで言います。以前、上司からのお話にもありましたが、本はそのことに興味を持ち、本屋さんを訪れ実際に手にとって購入する。

現代はタブレット端末などで本が閲覧できるようになってきていますが、やはり本の魅力には勝てないと感じています。あの重さ・質感・読んだ後の幸せな気持ちなどたくさんの魅力があると思います。

 

 今回は、現在読んでいる本を紹介したいと思います。

「偉人たちに学ぶ 自分を超える言葉   

著書/本田季伸 発行所/株式会社 かんき出版 」

この本は偉人達の心に残る言葉をまとめたものです。いくつか紹介します。

 

テーマ:不屈

確かに「ダメだ」と言われたとしても、それは最初の一歩にすぎない。

習得しなければならないのは、その「ダメだ」という言葉に打ち勝つことだ。

海洋探検家/ジェームズ・クック

 

失敗とは、再起動したり、新しいことを試したりするために与えられたチャンスだ。

私はそう信じている。

ケンタッキーフライドチキン創業者/カーネル・サンダース

 

テーマ:突破

「あなたは、どうやって重力の法則を発見したのでしょうか?」

年がら年中、そのことばかりを考えていただけです。

自然科学者/アイザック・ニュートン

 

わたしはいつも自分のできないことをしている。

そうすればできるようになるからだ。

画家・彫刻家/パブロ・ピカソ

 

 

 

テーマ:実行

「アイディアの良い人は世の中にたくさんいるが

         良いと思ったアイディアを実行する勇気のある人は少ない。」

ソニー共同創業者/盛田昭夫

テーマ:向上

すべての環境は、あなたの成長のために存在する。

作家・思想家/ウォレス・D・ワトルス

 

私達は何のために生きているのか? 何のために仕事をしているのか?

この言葉達を見ていると何かが見えてくるような気がします。

偉人達は常に向上心を持ち生きているのではないでしょうか。

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2013.10.21

病気のサインかもしれない ~眩暈偏(めまいへん)~

私は、日頃デイサービスで働いている中で、よく「ふらふらする」「立ち眩みがする」「眩暈がする」などの言葉を聞くことが少なくありません。

その際に、私たちスタッフは、利用者様に「ふわふわするような感じがしますか?それともクルクルと回転しているような感じがしますか」また「どのような時に感じますか」などの問いかけをしています。

それはなぜかと言うと、大きく眩暈と言っても2種類の大きな種類に分かれており、回転性の眩暈と浮動性の眩暈に分かれている為です。

その種類によって原因や解決法も変わってくるために、しっかりとどのような眩暈がするのか、どのような時に起こるのかをしっかりと聴取しています。

なぜならば、この眩暈がきっかけで大きな病気になり、入院などで身体を動かす機会が極めて減少してしまい、廃用症候群などの2次的な障害へと繋がってしまう可能性が高くなってしまいます。

なので、しっかりと眩暈の原因を予測し、病院への受診や対処方法などの指導などを行うようにしています。

 

では、本題です。

先ほどお話した眩暈の種類ですが、大きく分けて回転性の眩暈と浮動性の眩暈に分けられます。

では、2種類の眩暈が起こる原因としてどのような疾患が考えられるのでしょうか?

 

まず、回転性の眩暈では・・・・

回転性の眩暈がある方は、主に末梢にある内耳・前庭神経核およびその核とこれらと密接の関係にある小脳に問題がある方に見られる眩暈です。

回転性の眩暈は、頻度は激しく起こり、頭位や体位との関連が強く、耳鳴や難聴も出る事が特徴です。

回転性の眩暈の原因として以下の疾患が考えられます。

 

1.耳疾患によるもの

 ①メニエール病  ②薬物中毒(ストレプトマイシン、カナマイシン、アスピリン、キニーネ等)

 ③外傷性内耳障害  ④耳石疾患(良性発作性頭位めまい、突発性位置性めまい) 

 ⑤炎症(中耳炎、迷路炎、迷路梅毒など)  ⑥突発性難聴  ⑦耳硬化症

2、第8脳(聴)神経障害によるもの

 ①小脳橋角腫瘍、聴神経鞘腫  ②ウイルス性内耳聴神経炎、耳性帯状疱疹(ウムゼイハント症候群)

 ③前庭神経炎   ④外傷

3、前庭核および脳幹の障害によるもの

 ①椎骨脳底動脈循環不全症(一過性脳虚血および脳血管不全)  ②鎖骨下動脈盗血症候群

 ③椎骨脳底動脈系の閉鎖(ワルテンベルグ症候群など)  ④小脳出血  ⑤頭部外傷  ⑥多発性硬化症

4、頭部起因するも

 ①頭部変形性脊椎症  ②むち打ち損傷  ③頸筋筋膜異常による椎骨動脈圧迫  ④バレー・リエウ症候群

などが考えられます。

続きまして、浮動性の眩暈では・・・・

浮動性の眩暈がある方は、主に末梢の神経系よりも上位にある中枢神経系の障害がある方に起こる眩暈です。

浮動性の眩暈がある方は、身体的な不安感を感じ、頻度は少ない状態です。頭位や体位との関係性はなく耳鳴や難聴は現れない事が特徴です。しかし、脳や脳神経の障害は多いです。

浮動性の眩暈の原因として以下の疾患が考えられます。

 

1.循環不全によるもの

 ①脳循環不全(脳梗塞、頭蓋内出血、一過性脳虚血、脳血管不全、高血圧性脳症)

 ②高血圧症

 ③低血圧症および起立性低血圧症、シャイ・ドレーガー症候群

 ④アダムス・ストークス症候群

 ⑤頸動脈洞症候群

 ⑥大動脈症候群(脈無し病)

2.貧血をきたす血液疾患

3.中枢神経の機能的障害

 ①てんかん  ②扁頭痛  ③外傷

4.脳の器質的疾患

 ①外傷  ②腫瘍  ③炎症  ④変形

5.頸性のもの

 ①変形性頚椎症   ②むち打ち損傷

6.眼科的疾患

 ①眼鏡不適  ②眼性疲労  ③外眼筋麻痺

7.過喚起症候群

8.心因性めまい

 ①ヒステリー  ②心気症  ③不安神経症  ④うつ状態

9.自律神経失調症

10.鼻疾患

 ①副鼻腔炎

11.耳疾患

 ①外耳  ②中耳炎  ③耳管狭窄

12.月経、妊娠、更年期障害、子宮発育不全

13.中毒

 ①アルコール中毒  ②ニコチン  ③眠剤など

14.低血圧症など代謝異常、甲状腺機能低下、副甲状腺機能低下

15.顎関節症候群(コステン症候群)

16.頭蓋の異常によるもの

 ①頭蓋底陥入症

17.加速度病(乗り物酔い)    などが考えられます。

 

ここで・・・

先ほど出てきました、「良性突発性頭位めまい」について少しご説明していきたいと思います。

この眩暈は、あの女子サッカー日本代表 澤穂希選手も発症した事のあるものです。

症状としまして、特定の頭位を取った時(例:起き上がりや寝返り)のみに起こり、数秒から1分未満、回転性の眩暈が起こります。

また、数週間持続する事もあります。

特に聴覚にも影響はない為に耳鳴などは起こりませんが、まれに悪心や嘔吐、眼振などが見られる事があるそうです。

原因として、耳石が大きく関与しています。

耳石は、炭酸カルシウム結晶でできている結晶の細胞で主に、耳の奥にある内耳にくっついているもので平衡感覚と聴覚に大きく関連しています。

しかし、その耳石は三半規管に入ってしまう事でめまいが起こってしまうものです。

治療法については、今後載せて行きたいと思います。

 

最後に・・・

「眩暈がある為に、少し病んでおけば直るだろう」「いつもの事だから大丈夫だ」などの軽い気持ちでいると手遅れになる可能性もあります。

ですので、眩暈がある方(特に浮動性の眩暈)は一度、病院を受診して下さい。

自分の身体を1番最初に守れるのは、自分自身です。

ちょっとした事でも、疑問に思いしっかりと対応をする事

それがこれからの利用者様の身体を守れるFirst Stepです。

 

最後まで、ご拝見いただきありがとうございました。

 

参考文献

ベイツ診察法

ベッドサイドの神経の診かた 改訂17

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2013.10.14

『当たり前』はホント?

だんだん寒くなってきた今日この頃・・・

 

ふと、きれいな空を見上げた時に『あ~・・・秋の空って高いなぁ・・・』と思いました。

その時、ふと『そもそも秋の空って何で高く感じるんだ?天井はないのに・・・』と思いました。

 

理由を調べてみたところ・・・

   『水蒸気』

夏から秋にかけて空が透明度を増します。秋は大陸から移動してくる高気圧に覆われて晴れます。この「晴れの出身地」が空の透明度に関わってくるらしいです。大陸育ちの高気圧は海育ちの高気圧よりも空気中に含んでいる水蒸気の量が少ないため、空の青さが濃く、空が澄んで見えるようになります。

   『ほこり、砂』

・秋の地面は草に覆われている為ほこりや砂が舞いづらい。

陽射しが弱まって気温が低くなる秋は、対流(太陽で暖められた空気が上昇する)が起こりにくく、地面近くにある汚れた空気の層が空の低いところに留まるらしい。

   『雲』

水蒸気量が少なく上昇気流が弱くなると、夏代表の入道雲のような雲は見られなくなり、空の高い位置に秋らしい雲(うろこ雲など)が出来る為

 

今の時代の中で『当たり前』とされていることをふと見つめ直すと、案外理由が分からないことが多くあります。

当たり前を『ホントかな?』と疑い、調べてみる。

そうすると意外な発見があるものです。

 

先日、先輩から頂いた資料の中に、『パーキンソン病(大脳基底核への)の治療』について考察されたものがありました。

そこでは

『線を跨ぎ歩かせたり、リズムを取って歩かせたりする訓練を行う。しかし、これらは、すべて視覚誘導性の運動や聴覚誘導性の運動と考えられ大脳基底核は使用されない可能性が高い。この訓練は代償的訓練であり、大脳基底核の訓練ではないと考えられる。大脳基底核の訓練として刺激を入力していくには、大脳基底核が記憶誘導性の時に活動性が高まることを考慮し、視覚情報や聴覚情報などを使用しない運動課題を考えるべきである。この大脳基底核にアプローチをしていくこと、再教育していくことが機能の改善を起こす可能性があるのではないだろうか』とのこと。

 

本当に根本的な部分にアプローチをしていくのには『当たり前』とされている視覚誘導性の運動ではなく、視覚・聴覚の情報を使用しない運動が必要かも!とのことでした。

 

今まで『当たり前』といわれていたことを疑う。

簡単なようでかなり意識をしないと出来ないことです。

これからもいろいろな『当たり前』を疑いひとつひとつ検証することを続けていきたいと思います。

 

参考

日本経済新聞

グッドスパイン:http://www.goodspine-sasebo.com/

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2013.09.23

食餌(栄養) 運動 睡眠

これまで、健康とはどういうことか、健康を保つためにはどうすればよいかを総論的に自分なりの意見をまとめてきました。そのなかで、健康でいられるための3つのキーワードに行きつきました。

 

食餌(栄養) 運動 睡眠

 

「なんだ、そんなことか・・・。」と思った方、多いと思います。「そんなことは、分かっているよ。」と思った方もいるでしょう。大半の方は「それは分かっているけど・・・。」となると思います。

 

食餌は、敢えて食餌としています。

 

もちろん、この3つのキーワードをおさえたからと言って、絶対に健康状態でいられる保証はないと思います。しかし、このキーワードをおさえないで健康でいられるかと言われるとそれも難しいと思いませんか?

 

 ヒトは生き物である以上、食餌(栄養)を摂り、運動して、睡眠をとる、この要素は絶対に外せないと思います。

 

今後、健康に関する各論として、食餌(栄養)、運動、睡眠について掘り下げていきたいと思います。

 

健康とは奥が深く、一言では言い表せない。ひとまず、この3つのキーワードに焦点を当てることで、何かしら、今後の考える知恵になれば幸いです。

 

http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/index.html

 

http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/index.html

 

http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/index.html

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2013.09.16

介護支援相談員の試験に向けて

現在介護支援相談員の試験に向けて勉強をしております。

その中で我々が忘れてはならないことを再確認しました。

そのいくつかを紹介したいと思います。

 

◆尊厳の保持

介護保険の目的で一番重要となるキーワードが尊厳の保持です。尊厳とは非常に難しい言葉です。辞書を引いてみますと「とうとくおごそかなこと。気高く犯しがたいこと。また、そのさま。」と記載されています。高齢者になりますと、一般的に遠慮しがちです。人権が侵害されても積極的に自己主張をすることは少ないでしょう。そのような中で我々は鋭い観察力や洞察力、感受性をもって接していくことが必要となると思います。そのように接していくことで、消極的になりやすい高齢者に対して尊厳を保持するためにどのようにしていけるのか、どのようなことを目標にして生活をしていくのかが見いだせていくのではないでしょうか。

 

◆自立支援

介護保険分野での自立支援ではサービスにより支援はもちろんですが、ご自身自らが自立しようと努力する義務があります。そのために我々は自立していけるためにリハビリ等をするだけではなく、自立しようとする姿勢や環境も整えていく必要があります。

 

◆社会資源の活用

現在我々が接している介護保険サービスには様々なサービスが存在します。しかしその内容は介護保険という保険でしばられているために、様々な制限があります。我々が生活していくためにはもちろんこの内容では足りません。そのために我々は幅広い視野で利用者様をより良い生活へ導いていく必要があります。その一部として以下のようなことがあげられます。

 

自助:セルフケアの取り組み等

互助:住民主体のサービス、ボランティア活動

共助:介護保険サービス、医療保険サービス

公助:住居保障、低所得者への支援

 

互助のボランティアで言えば当事業所のあるつくば市でも数多くのボランティア団体があります。その団体は今回調べてみて私も初めて耳にするものばかりでした。しかし我々サービスを提供する側が知らなければ利用者様はもちろん知らないことが多いのが現状です。趣味サークルはもちろんのこと、デイサービスや入浴サービス、送迎サービスなどすぐにでも活用できそうなサービスが数多く存在しました。これらのサービスを様々に組み立てていくことでより良い生活を実現していけるのではないかと思います。

 

 

 

これらを実現していくためには利用者の希望、家族の意向をもとに問題点を把握して、どのようにサービスを組み立てていくことで尊厳の保持・自立支援を達成していけるかを考えて提案していく必要があります(目標指向型)。しかし参考文献にもありましたが、現在保護型介護という利用者や家族の意向を尊重するだけのサービス設計がされている現実が多いようです。例えば・・・

・利用者様が早く歩きたいから歩く訓練をする。

・運動をしたいからデイケアに通う。

・車椅子を使いたいからレンタルする。

 

このような希望を我々は良く聞きます。その希望を「意見を尊重する」という逃げ道でそのまま提供していないでしょうか。ここに我々の専門性を活かした意見や評価を組み込むことができているでしょうか。

 

今後介護支援専門員の試験に合格して様々な視点から専門的にサービスの提供をしていきたいと思っております。

 

参考文献

三菱UFJリサーチ&コンサルディング 「地域包括ケア研究会報告書」の公表について 2010426

U-CANのケアマネジャー速習レッスン

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