ビーンズ訪問看護ステーションつくば/ビーンズ居宅介護支援センター
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研究日誌BLOG

2014.01.27

『大事なことはゆっくり話す』

つい先日、沢山の利用者様の前で、日頃使用している運動器具についての効果などを、スライドを用いながら発表させて頂く機会がありました。発表は今回で2回目でしたので、少しは落ち着いてお話しできたかと思いますが大勢の方の前で話すのはやはり緊張するものです。

話すことに夢中になり、利用者様が納得して聞いて頂けているか、皆様の表情を確認する余裕がありませんでした。

 

利用者様の大事な10分間。

『為になった』『聞いて良かった』と思って頂けるような、今後の生活に役立つお話が出来たらと、反省を踏まえて強く思いました。

 

次回の発表の前に、最近読んだ本に覚えておきたいお話が載っていましたので一部ご紹介します。

 

『自律神経は伝染する』

 

そもそも、自律神経とは周囲に伝染するものです。何かの発表を前に緊張している人がそばにいると、つられて自分も緊張してしまう。そんな経験があるでしょう。あれこそまさに自律神経(の乱れ)が伝染しているのです。

つまり、話を聞いてもらうには、まず自分の副交感神経を高め、その落ち着いた状態を相手に移していく必要があります。

その際に、もっとも効果的なのが『ゆっくり話す』ということ。

まずはあなたが話すスピードを意識的に少し落としてみてください。

これだけでも『相手との関係』『相手の聞く姿勢』にかなりの違いが出てきます。本書で何度も述べているとおり、『ゆっくり話そう』と意識することがとても大事。その意識が生まれた瞬間から、自律神経は整いはじめるからです。この状態になってしまえば、あなたはすでに落ち着きを取り戻し、その状態は相手にも伝わっていきます。

 

このお話を読んで、私の緊張は利用者様に伝わり、聞く姿勢にさぞかしマイナス効果を生み出していたことだろうと思いました。

良い発表をする為には、もちろん話し方だけでなく、内容にもしっかりとした取り組みが必要ですが、『ゆっくり話す』こと、発表前に和やかな雰囲気作りで副交感神経を上げ、『相手の聞く姿勢』作りにも心掛けていきたいと思います。

 

 

参考文献 

「ゆっくり生きれば遠くまでいける」 順天堂大学医学部教授 小林 弘幸 著

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2014.01.20

理学療法士としての姿勢

「健康」をとりまく情報は様々な書籍やメディアを介して、広く発信されていることは以前に記述させてもらいました。私は理学療法士として、健康問題にどのように関わっていくことができるのか、前回の続きから内容が少しずれますが、もう一度、原点に返る意味で考えたいと思います。


理学療法士としての姿勢


現在の理学療法士のイメージとしては、病院などで、疾病を持つ方が在宅や社会で生活できるように理学療法を行う。という、イメージが強いと思います。患者さんが病院に来て、手術などを行った後に、リハビリが開始される、あるいは、医師が、腰痛や肩痛の原因を探り診断をつけて、それからリハビリを開始する。という具合でしょうか。多くの方は、身体に何らかの異常がないと受診しません。身体に何らかの異常があって、その異常に耐えられなくなって病院を受診するケースが多いと思います。

理学療法士は、人体の構造、疾患、住環境、食生活など様々な分野の勉強をしてきていると思います(個人によって、得意分野、苦手な分野はあると思いますが・・・)。前回、「健康」の基礎となるのは、「運動、食餌、睡眠」であることが多いに関わっていることは、お伝えしました。それなら、健康であるために、運動、食餌、睡眠について理学療法士が、関与することで、身体に異常が出る前にアプローチすることができるのではないか、と考えられます。人が健康を維持するために、あるいは、脳卒中や骨折、心疾患などを起こしてしまったけど、それ以上悪くしないようにする(良くなる)ために、運動の知識や栄養面、日常生活に至る様々な情報からアプローチできるのが理学療法士だと思います。

学生時代に、指導者から医師と理学療法士の違いについて、問われたことがありました。「理学療法士は手術や薬の処方などはできないけれど、知識は医師と同等、もしくはそれ以上であるべき。」という姿勢を持つことが重要だと教わりました。訴えや、心身の状態から、そこに何が隠れているのかを探る力、それは、理学療法士として、対処できるものなのか、対処できないものなのかを判断する力が必要になると思います。より悪くならないように、先手を打つことが重要だと思います。どこかに見落としがあったり、その判断を間違えたりしてしまうことが、その人の健康状態に大きな影響を及ぼす危険性があることを知っていなければなりません。

理学療法士として健康問題に携わるには、普段から準備する姿勢を崩さないようにする必要があると思います。準備を怠れば、必ず、どこかに見落としが出てきます。私自身、今まで、分からないことが多く何度も疑問を持ち、悔しい思いも重ねてきていますが、目の前にいる方の訴えに耳を傾け、その姿勢を崩さないようにし、常に準備して臨むことを心がけて日々を過ごしております。

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2014.01.06

明けましておめでとうございます。

昨年は地域の皆様 を始め沢山の方々に当事業所を支えて頂き本当にありがとうございました。現在当事業所は約30名の社員で沢山の利用者様の生活をよりよくする為に日々サー ビスを提供させて頂いております。リハビリテーションを中心とした通所介護・訪問看護・居宅支援事業の3部門のサービスを提供させて頂いております。我々 のサービス対象の方々はご高齢の方が多く、まさに人生の大先輩ばかりです。現在の日本社会が平和であるのもこの方々のお陰であると思います。その方々に感 謝の気持ちを持ち、幸せに過ごしていただけるようにお手伝いさせて頂きたいと思います。

 

 今年も何卒宜しくお願い致します。  

 

  ビーンズ地域総合ケアセンター スタッフ一同

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2013.12.30

ビーンズで学んだこと

今年もあといよいよ明日の大晦日だけとなってしまいましたね。

毎年毎年「あっ」という間に一年が経過してしまいます。

この様な調子でビーンズに入社し約8年が経ちます。

この約8年も今思えば「あっ」という間でした。

 

8年間、様々な事を経験させて頂きました。

 

訪問看護ステーション、デイサービスの立ち上げ時においては、各種資料作り、ケアマネージャー様へのあいさつ回りに始まり、内覧会の進行・案内役、ご利用受け付け、ケアマネージャー様やご利用様との各連絡対応、利用契約、ご利用者様の見学案内などパッと思いつくだけも理学療法士としての臨床だけでなく様々な事をさせて頂きました。

それも、新入社員時代だった24歳の若造にもこういったチャンスを与えて頂きました。

 

これは理学療法士として仕事をしていても、こういった仕事内容を経験できることはなかなかない事ではないかと思います。

 

今では、少しはましな文章も書けるようにもなりましたが、入社当初はまともに文章も書けずにいましたが、社長直々に「読書感想文」で文章を書くトレーニングをしてくれ、上司に指導を受けながら各種資料を作成したり、上司と交換日記形式で一日の反省やその日の気付きについて報告、アドバイスをいただいたりと数々のトレーニングを受けることができました。

 

臨床においても、訪問した先で容体が悪化し上司と電話で確認取り合い、症状の把握・対処方法について相談し、救急搬送することもあり、勉強になる日々でした。

多くの対象者の方は慢性経過をされている方ですが、障害を抱えて日々の生活を送ることで、体のどこかに負担が蓄積して元々の障害に諸問題が重なり身体機能や日常生活機能が低下することがあります。適切なコンディショニングを実施することでこの諸問題を改善できると身体機能や日常生活機能向上が見込めることがあり、慢性期の方に対するリハビリの必要性について認識させられました。

 

この他にも挙げたらきりがないほど、様々な経験をさせて頂きした。

 

自分が成長できたかは、自分自身では分かりませんが、価値観が変わるほどの経験を数々させて頂きました。

 

この様な経験をさせて頂いた会社、ご利用者様に感謝し気持ちを込めて、今後もより一層日々仕事に打ち込んでいきたいと思います。

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2013.12.16

ジェネリック医薬品とは

今では処方箋を出すと、薬局側から「ジェネリックにしますか?」と聞かれることが日常的なことになりました。

医療用医薬品は新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)に大別されますが、この2つは何が同じで何が違うのか?改めて調べてみました。

 

ジェネリック医薬品とは、先発医薬品と同一の有効成分を同一量含み、同一経路から投与する製剤で、効能・効果、用法・用量が原則的に同一であり、先発医薬品と同等の臨床効果・作用が得られる医薬品をいいます。

 

つまり、同じことは①有効成分、②先発医薬品と同等の臨床効果・作用が得られる です。

 

同じように体内で溶けるか確認する試験(溶出試験)、新薬と同じ速さで同じ量の有効成分が体内に吸収されるか比較する試験(生物学的同等性試験)、品質が気温・湿度に影響されないかどうか、長期に保存しても変化がないかどうかを確認する試験(安定性試験)などに合格し、厚生労働省の承認を受けたものが製造、販売されています。

 

違うことには、①価格、②添加剤が挙げられます。

 

    医薬品の特許には「物質特許」、「用途特許」、「製剤特許」、「製法特許」の4種類があります。先発医薬品を開発した医薬品メーカーには、その新薬を独占的に販売できる特許期間(2025年)があり、その期間が終了すると、新薬に使われた有効成分や製法などは国民共有の財産になります。ジェネリック医薬品は開発期間やコストを大幅に抑えられ、結果として薬の値段も先発医薬品と比べて安く設定することができます

    医薬品に主に使われる主な添加剤には、医薬品のかさを増す(賦形剤)、成分を均一に保つ(安定剤)、微生物の増殖を抑える(保存剤)、苦みを改善する(矯味剤)、水に溶けやすくする(溶解補助剤)、水と油をくっつける(乳化剤)があります。

先発医薬品の物質特許が切れた後も、製剤特許を有している場合は、ジェネリック医薬品は先発医薬品と異なる添加剤を使用することがあります。

また添加剤を変更することで大きさや味、においなどを改良して飲みやすくする工夫をすることができます。

添加剤自体は無害ですが、添加剤が原因でアレルギー反応などの副作用等を引き起こすことがまれにあります。これは、先発医薬品であってもジェネリック医薬品であっても、同様に起こりうることで、先発医薬品→ジェネッリク医薬品もしくはジェネリック医薬品→先発医薬品に変更した時に発生することが考えられます。

 

厚生労働省、日本ジェネリック製薬協会 ホームページ参照

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2013.12.09

認知症予防活動「脳いきいきプログラム」について

60歳を過ぎると、頭には鮮明に浮かんでいるのに人や物の名前が中々出てこず、戸惑う人も多いと思います。つい認知症の始まりか...と思ってしまいますが、物忘れ=認知症ではないようです。

認知症とは「一度発達した脳の具合が悪くなって 記憶したり、感じたり、考えたり、体の調子を整えたりする脳本来の働きが上手くできなくなり、生活に支障がある状態」だそうです。代表的認知症はアルツハイマー病と脳血管性認知症です。

このうちアルツハイマー病は、脳の中にβ―アミロイドという物質がたまり、脳の細胞を壊すことが発症に関与しているだろうといわれています。β―アミロイドは40代から脳内への蓄積が始まる人もおり、加齢とともに増加し、蓄積のスピードも速まると言われています。つまり老化現象として誰にでもβ―アミロイドの脳内蓄積が起こり、アルツハイマー病のリスクを高めることから、「加齢に伴う誰でも罹る可能性のある病気」といわれています。ちなみに脳内蓄積は発症の2030年前から始まっているそうです。又高血圧や糖尿病、高脂血症の人は、そうでない人に比べアルツハイマー病になりやすいと言われています。

では認知症の予防はできるのでしょうか。鳥取大学医学部の竹田伸也先生と鳥取医療生協が共同で開発した「脳いきいき教室プログラム」が一定の成果をあげているそうです。

このプログラムは認知症の発症を遅らせたり、脳の健康を保ったりするのに良いといわれている「生活習慣を」身につけることを目的としています。しかし個人の努力だけでは習慣化することが困難なので、68人のグループを組み、月1回の集団活動と日々の個人活動を7ヶ月間実施し、習慣化しようとしています。

ここでは個人活動の「脳いきいき5か条」を紹介します。

5か条は5つの領域からなり、それぞれに2項目ずつの生活習慣が分類されており、1領域から1項目ずつ選び、毎日5つの生活習慣に取り組むようになっています。具体的内容は以下のとおりです。

食 ・魚と野菜中心の食事を取る(飲み物は緑茶)

  ・腹八分目に押さえ、よくかんで食べる

 

動 ・軽く汗ばむ程度、散歩などの運動をする

  ・歩いて外出する時はいつもと違う道を通る

 

楽 ・誰かと11回以上、自分から話をする

  ・指先や頭を使った趣味を楽しむ(何でも良いので楽しいと思えることをする)

 

知 ・買い物で暗算をする(買ったものの値段を足し算、支払いの時つり銭を引き算)

  ・新聞から面白い記事を見つけて音読する

 

休 ・午後3時までに30分程度の昼寝をする(午後3時以降と1時間以降はダメ)

  ・リラックス体操でストレスを解消する

私は毎日実施したことを5か条カレンダーにつけていますが、簡単なことでも毎日の実施は中々難しいというのが、取り組み始めて2週間の感想です。しかしこの生活習慣が身についたら、健康で元気に暮らせるだろうなと思います。(ただし認知症発症前に開始しなければ、効果はないそうです)

詳しいことを知りたい方は下記の本をご覧下さい。

竹田伸也編著「誰でもできる脳いきいき教室のすすめ方」萌文社

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2013.12.02

仙骨底って上?下?

先日、骨盤に関する調べ物をしている最中にふと疑問に思った事がありました。

骨盤を構成する骨の中に『仙骨』という骨があります。

仙骨には仙骨底という部分があるのですが、詳しく場所を見てみると『底』という漢字が入っているのに仙骨底は仙骨の上端に存在します。

 

なぜ『底』なのに上にあるのか?

早速調べてみました。

 

 

 

ラテン語でbasisbaseは本来『底・基礎・基部』という意味で、数学では三角形の底辺、三角錐や円錐の底面を指します。

器官やある部分が錐や三角形の場合、人体における位置ではなく、個々の器官や部分における頂点を『尖』apex(エイペックス)、その反対の底面を『底』basis(バスィス)と呼んでいるそうです。(仙骨は逆三角形に存在している)

底という名が付きながら、体の下方に位置しないという解剖学用語の例は他にもたくさんあります。(膝蓋骨底、腎錐体底、前立腺底、心底)

※もちろん、内頭蓋底のように下方にある場合もあります。

 

加えて、『胃底』や『眼底』『子宮底』も下方にはありません。

これらの底は、ラテン語でfundusフンドゥス(英語読み:ファンダス)、『(容器の)底、基礎』の意味があります。

瞳孔を壺の口とみなせば、眼底は壺の底となるわけです。

 

 

 

気になって調べてみて分かった事は、普段何気なく呼んでいる用語にもちゃんとした意味があるんだということです。

私たちの人体における上下左右の位置で考えるのではなく、本来の意味に立ち返って考えて調べてみると知らなかった面白い発見がありました。

これからも様々なことに『なぜ?』という疑問を持ち続けていきたいと思います。

 

 

 

参考文献:骨単 ~語源から覚える解剖学英単語集~   河合良訓 監修

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2013.11.25

習慣と言葉選び

日を増すことに寒さがつらくなってきています。

私の住まいが筑西市なので筑波山からの筑波下ろしを受けています。まさかこんなに寒いとは思いもしませんでした。

 

さて、今回のテーマは習慣とします。

この前、なんとなくテレビを見ていた時の事。『○○○で、大変に遺憾であります。』と

ここ最近はこのフレーズは良く耳にします。

ちなみに「遺憾」の意味を辞書で調べると「思い通りに進まなくて残念な事」という意味があるそうです。

領海侵犯されているのに思い通りに進まなく残念な事ってその言葉を使うのは本当に相応しい言葉かなと疑問が残りました。

 

業種によって使い慣れてしまった言葉があり私もひょっとして何か使い慣れてしまった習慣は無いかと考えましたがありました。

それは「了解」という表現でした。

了解とは「事情を理解して認める」という意味で目上の人に向けて使っていけない言葉のようです。受け答えする時は「かしこまりました」や「承知しました」が相応しいとの事です。

周りが目上の人ばかりなのに恥ずかしく思います...

 

時に表現とは自分以外つまり他者に向けて発信しているつもりが自分だけにしか分からない表現で言葉にしたり文章に書くものだと感じます。

「遺憾」、「了解」など言葉に問題はありませんが使う場面によって言葉の意味が大きく変わってきます。

もし時間があれば普段、自分の使いすぎている言葉を探してみるのも決して悪い事ではないでしょう。

 

 

参考書籍:バカだと思われないための文章術  学研

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2013.11.18

ピークフローメーターについて

先日風邪をひいてしまいました。

週の途中であったため何とか仕事を乗り切った木曜日の公休日、午前中は体を動かせていましたが、午後より体温は上昇し咽頭痛、咳・痰が強くなってきました。

これでは明日以降の仕事に差し支えてしまうと思い、呼吸器内科を受診しました。

病状を医師に説明しながら、聴診器にて肺野の聴診を受けながら自ら深呼吸した際に違和感がありました。強制呼気の際、息が吐きづらく、痰も絡まり呼気終末時間が延長されている事を感じつつ、医師が何度も聴診を繰り返されていました。自分でも気管支の炎症があり、気管支の内腔が狭くなっているだろうな・・・と考えていたところ、『喘息の既往はありますか?』と質問されました。私は喘息の既往がないことを返答したが、ついで『ちょっと測定してみましょう』と指示され、先生から手渡された物は『ピ―クフローメーター』でした。

ピークフローメーター2.jpg

ピークフローメーターとは、被験者が呼出できる最大呼気速度(Peak Expiratory Flow RatePEF)を調べることができる簡易の検査機器です。

PEFの正常値は下記の図のように、成人・小児、性別、年齢、身長・体重などから割り出されています。(下記図2 PEFの正常値参照※臨床呼吸機能検査P56 GreggNunnの式より)

img062.jpg


上記の図から、私の年齢(37歳)、身長(174.5cm)で当てはめ、最大呼気速度(Peak Expiratory Flow RatePEF)の予測値を割り出すと、600L/minあたりとなります。

実際にピークフローメーターで計測した値は、500L/min。同じ年齢、身長の女性よりわずかに多い値程度で、パーセンテージにして約17%の低下率(喘息増悪の重症度では極軽度に近い)を示しました。気管支の炎症や痰の貯留などによる気管内の狭窄が発生し、喘息様の状態となっている様子が伺えました。結果、ニューキノロン系の抗生剤、去痰剤、鎮咳薬とともに渡されたのがシムビコート®タービュヘイラー®というドライパウダー吸入式喘息治療薬でした。

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この薬は吸入ステロイド剤による炎症の改善と、β2刺激剤により気管支平滑筋に直接作用して弛緩させ、狭くなった気管支を広げ、呼吸を楽にしてくれるようです。つまり1つの薬で2つの効果(気道の炎症と気道狭窄改善)を発揮してくれるようです。

自宅に帰り、食事を摂取してから先ずは内服薬を飲み、次いで吸入式喘息治療薬を吸引。

ピークフローメーターは個人で持っていなかったので、前後値がどれだけ変化したか見てみたかったです。初めて使用した感想といえば、『こんなにも早く効果がでるものか!』、『喘息ってやっぱり苦しいな』『このような苦しい思いから少しでも早く開放してあげられれば』と改めて思いました。即効性があったので、なんとなく喘息の方がステロイド剤に依存して離脱できないのが改めて認識できました。ステロイドは魔法のように効果がてきめんにでる薬ですが、その反面副作用が怖ろしいです。適度に使用しなければなりません。

喘息は非常に危険な病気です。以下の疫学にも記載しているように、結構罹患数も多い病気です。

皆さんも自分の周りに少なからず喘息を患っている方がいると思います。小発作だからと言って安易に経過を見ずに、注意しながら対応していきましょう。

 

≪喘息の疫学≫

気管支喘息の罹患率は23%。全体としても年々増加傾向。とくに喘息にかかる子供は年々増加傾向で低年齢化する傾向。一般に喘息の罹患率は先進国で高く、発展途上国で低い傾向。

原因は家屋内の浮遊アレルゲン(家ダニなど)の増加や、ディーゼル排気ガス中の粒子物質(PM)やストレスの増加などが挙げられている。

わが国のぜんそく患者数は400万人(うち治療を継続している者は120万人)、世界では15千万人が罹患しているとされる。喘息死数は世界では年間10万人以上が死亡しているとされる。わが国では喘息ガイドラインなどの普及により、年間6000人~3000人以下に減少しつつある。しかし、特に軽症や中等症でも突然死を生じることも少なくなく、不完全な治療では死に至ることもある疾患と認識が特に必要である。(参考文献:新臨床内科学第9 医学書院 監修;高久史麿 他 P28

 

喘息発作時の気道粘膜
IMG_0002.jpg

(参考文献:参考文献:新臨床内科学第9 医学書院 監修;高久史麿 他 P30

IMG_0003.jpgIMG_0004.jpg

(参考文献:参考文献:新臨床内科学第9 医学書院 監修;高久史麿 他 P3031

 

気道の浮腫と狭窄が認められます。このような気道の狭さになると、吸気は吸えても呼出する際に早く息を呼出させようとしても、空気が通る道路である気道が狭いので渋滞してしまい、吐き出すまでに時間がかかります。おまけに痰が溜まっている場合、咳嗽も加わると気道が狭くなっているせいで、有効的な咳嗽に必要な呼吸流速を十分に得られないために痰が喀出できず、何度も咳嗽を繰り返し非常に苦しみます。もうこんな苦しい思いはしないよう普段からの自己管理を怠らないようにしていきたいと思います。

 

 

 

 

次回

スパイロメーターでの検査値(特にフローボリューム曲線)からわかる臨床所見などの対比など記載してみようと思います。

図2 フロー・ボリューム曲線のパターン分類(臨床呼吸機能検査).jpg


1998年改訂版 臨床呼吸器能検査 肺機能セミナー P46

img061 - コピー.jpg

6回3学会合同呼吸両法認定士 認定講習会テキスト P50

3学会合同呼吸両法認定士認定委員会




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2013.11.11

偉人たちに学ぶ 自分を超える言葉

こんにちは。

僕は今、一ヶ月に本を2~3冊読むということを目標にしております。

特にビジネス書などが好きでよく読んで言います。以前、上司からのお話にもありましたが、本はそのことに興味を持ち、本屋さんを訪れ実際に手にとって購入する。

現代はタブレット端末などで本が閲覧できるようになってきていますが、やはり本の魅力には勝てないと感じています。あの重さ・質感・読んだ後の幸せな気持ちなどたくさんの魅力があると思います。

 

 今回は、現在読んでいる本を紹介したいと思います。

「偉人たちに学ぶ 自分を超える言葉   

著書/本田季伸 発行所/株式会社 かんき出版 」

この本は偉人達の心に残る言葉をまとめたものです。いくつか紹介します。

 

テーマ:不屈

確かに「ダメだ」と言われたとしても、それは最初の一歩にすぎない。

習得しなければならないのは、その「ダメだ」という言葉に打ち勝つことだ。

海洋探検家/ジェームズ・クック

 

失敗とは、再起動したり、新しいことを試したりするために与えられたチャンスだ。

私はそう信じている。

ケンタッキーフライドチキン創業者/カーネル・サンダース

 

テーマ:突破

「あなたは、どうやって重力の法則を発見したのでしょうか?」

年がら年中、そのことばかりを考えていただけです。

自然科学者/アイザック・ニュートン

 

わたしはいつも自分のできないことをしている。

そうすればできるようになるからだ。

画家・彫刻家/パブロ・ピカソ

 

 

 

テーマ:実行

「アイディアの良い人は世の中にたくさんいるが

         良いと思ったアイディアを実行する勇気のある人は少ない。」

ソニー共同創業者/盛田昭夫

テーマ:向上

すべての環境は、あなたの成長のために存在する。

作家・思想家/ウォレス・D・ワトルス

 

私達は何のために生きているのか? 何のために仕事をしているのか?

この言葉達を見ていると何かが見えてくるような気がします。

偉人達は常に向上心を持ち生きているのではないでしょうか。

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