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研究日誌BLOG

2011.08.30

酸素投与器具について

酸素を投与する器具(デバイス)には、大きく分けて2つの種類があります。

   低流量システム

(経鼻酸素カニューレ、単純酸素マスク、気切マスクなど)

   高流量システム

   (インスピロンやベンチュリーマスクなど)

 

それぞれ特性があります。

①は患者の換気状態(呼吸数・一回換気量など)によってFiO2(吸入気酸素濃度)が変化します。

低流量システムで経鼻カニューレでは、1~6ℓ/分の流量でFiO22444%の酸素を投与することができます。これは比較的簡単に設置・操作できますが、モニタリングを厳重におこなう必要があります。

 

②は一定のFiO2を供給するために、4060ℓ/分の流量で酸素を投与します。このシステムは大量の流量で一定の酸素濃度を投与し続けなければならないため、

投与したい酸素濃度を決定するために、酸素と空気をブレンドする比率を計算しなければなりません。

酸素投与器具から投与される酸素は空気中の酸素と混ざり合います。また、呼気として排出された酸素・二酸化炭素とも混ざり合います。

酸素を投与した場合、呼吸の仕方によって体内に取り込まれる酸素の濃度(吸入気酸素濃度:FiO2)は変化してしまいます。

 

吸気流速(A)が、供給される酸素の流速(B)より早い場合。

酸素投与器具の周囲からルームエアー(20.9%)の酸素を巻き込みながら肺内に取り込まれてきます。細かく言うとマスクを使用している場合、マスク内に排出された呼気(二酸化炭素)も再度際呼吸してしまいます。

そのため、ゆっくりと呼吸した場合、設定した推定FiO2濃度に近い濃度の酸素を吸入することができますが、早い呼吸になると多量のルームエアーとマスク内に流れ出す少ない酸素がブレンドされ、推定FiO2よりかなり低い酸素を吸入することとなります。

 

高流量システムでは、吸気流速(A)よりも供給される酸素流速(B)の方が上回るため、ルームエアーを巻き込まず、かつマスク内に吐き出した二酸化炭素をマスク外に押し出し、再吸入することなく、目的としたFiO2濃度の酸素を吸入することができます。しかし器具の設定が複雑で取り扱いが難しいです。 

 

ゆったりとして安定した呼吸をしている方に酸素を投与する場合には低流量システム。しかし呼吸が速い場合などに低流量システムの酸素マスクなどを使用すると非常に苦しいです。

 

 

目的とした吸入気酸素濃度を投与する場合は患者の状況を見定め、最適な酸素吸入器を使用しましょう。

 

酸素吸入器具の標準的な設定

器具

酸素流量

推定FiO2

経鼻カニューレ

1~6ℓ/分

2444

単純酸素マスク

5~8ℓ/分

4060

トラキオマスク(気切マスク)

2~6ℓ/分

3050

リザーバーバック付マスク

7~10ℓ/分

5590

ベンチュリーマスク

4~15ℓ/分

2450

エアゾルマスク(インスピロン)

5~15ℓ/分

35100

 

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